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トピックス:NISA制度について

NISAの抜本的拡充・恒久化

国民の資産形成を後押しするため、令和6年から新しいNISA制度がはじまります。
現行では、成年向けの「つみたてNISA」、「一般NISA」、未成年向けとして「ジュニアNISA」の3種類があります。新しい制度では、これらを統廃合して一本化し、一つのNISAの中に、つみたてNISAの機能を引き継ぐ「つみたて投資枠」、一般NISAの機能を引き継ぐ「成長投資枠」が設けられます。これまではつみたてNISAと一般NISAは年毎の選択制でしたが、今後はつみたて投資枠と成長投資枠の両方を同じ年に併用することが可能となります。

◆現行制度

2023年末まで

年毎の選択制 廃止
つみたてNISA 一般NISA ジュニアNISA
年間投資枠 40万円 120万円 80万円
非課税保有期間 20年間 5年間 5年間
非課税保有限度額 800万円 600万円 400万円
口座開設期間 2042年まで 2028年まで 2023年まで
投資対象商品 長期の積立・分散投資に
適した一定の投資信託
上場株式・投資信託等 一般NISAと同じ
対象年齢 18歳以上 18歳以上 18歳未満

※2024年以降、ジュニアNISAでは、新規購入ができませんが、18歳になるまでは引き続き非課税で保有することができます。

◆新しい制度

2024年以降

併用が可能
つみたて投資枠 成長投資枠
年間投資枠 120万円 240万円
非課税保有期間 無期限 無期限
非課税保有限度額
(総枠)
1,800万円
口座開設期間 恒久化 恒久化
投資対象商品 長期の積立・分散投資に適した
一定の投資信託
上場株式・投資信託等
対象年齢 18歳以上 18歳以上

既に現行のNISA制度で口座を開設している場合は、新しい制度が始まると自動的に新しいNISA口座が設定されるため、特別な手続きは必要ないとされています。新しい制度開始以降は、現行のNISA口座での新規購入はできませんが、期間内は非課税で保有することが可能で、売却も自由です。ただし、非課税保有期間が終了した際に翌年の非課税投資枠へ移す、いわゆるロールオーバーについては、現行制度のものを新制度へ移すことは不可とされているため注意が必要です。

  • 島田会計Staff Profile
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